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タウラス杯向けメジロライアン考察

※当記事は解析情報を参考にしているため、不快に思われる方はバック推奨です。

きっかけ

とある加速度の分析動画を見てふと思った。
【#ウマ娘】加速度アップスキルの強さを徹底比較!昇り龍3回分の強さになることも!? - YouTube

これ、タウラス杯ならメジロライアンがワンチャンあるんじゃね?と。

チーム競技場でのメジロライアン

動画内の表にて、ライアンの固有スキルは「ラストスパート開始位置が終盤以降のコーナー かつ 近いタイミングでスキルが発動すれば成功」と評価されていた。
通常、チーム競技場においてはライアンの固有は非常に発動率が低くほとんど採用されているのを見ない。その理由を考えてみる。

理由1:順位条件が厳しい

ライアンの固有発動条件は「終盤以降のコーナーで、順位が65%~70%の範囲にいる」となっている。
12頭立てのチーム競技場を想定するのであれば7.8~8.4位となるため、ピンポイントで8位が条件となる。

理由2:モブウマ娘の存在

理由1により、8位に居ることが条件と分かった。
チーム競技場には、味方チーム3人/敵チーム3人/モブウマ娘6人 の計12人構成でスタートするが、このモブウマ娘が邪魔だ。
モブウマ娘は全体的にステータスが低いため、終盤のコーナーに入った時点で馬群に沈んでいることが多い。 つまり、どう頑張っても敵味方合わせての6位より前になることが多く、発動条件を満たさない可能性が高くなってしまう。

理由3:レース場と距離が固定されていない

「終盤以降のコーナー」の条件をもう少し詳しく掘っていこう。
ウマ娘のレースは、レース中の現在の「スタートからの距離 / コース距離」に応じて「フェーズ (phase)」が決められる。

  • 0/6 ~ 1/6 → 0 (序盤)
  • 1/6 ~ 4/6 → 1 (中盤)
  • 4/6 ~ 5/6 → 2 (終盤)
  • 5/6 ~ 6/6 → 3 (ラスト)

この条件に当てはめると、終盤に入るタイミングとしては

  • マイル:1000m~1200m
  • 中距離:1333m~1600m
  • 長距離:1666m~2400m

この距離の間において第四コーナーに突入しておく必要がある。
マイルでは第四コーナーの終わりかほぼ直線が始まっており固有チャンスはほとんど無し。
長距離では第三コーナーに入ったあたりとなり、これも適切な距離とは言えない。
そのため、ライアンの運用距離はほぼ中距離オンリーと言ってもいい。

上記3つの理由「中距離限定で、モブウマ娘相手に最終コーナー突入時点で8位をキープ」という厳しい固有条件から、チーム競技場では採用されていないものと思われる。

タウラス杯でのメジロライアン

チーム競技場では揮わないライアンだったが、タウラス杯ではどうだろうか。

  • 順位条件=12頭立てのため6位が条件
  • モブウマ娘=いない
  • 東京2400m左回り=残り800m時点で終盤判定+残り800m超えたあたりで最終コーナー開始

と、固有発動条件の大きな枷となっていたモブウマ娘とコース問題が解決するため、前述されていた「ラストスパート開始位置が終盤以降のコーナー かつ 近いタイミングでスキルが発動すれば成功」という条件を満たしやすい。 あとは6位という順位さえ気を付ければよいことになる。

タウラス杯の出馬傾向

メタゲームの読みに近いが、「逃げ/差し/追込」「逃げ/先行/追込」の編成にしているチームが多い傾向にある。
これは、タウラス杯で強力なキャラとして「シンボリルドルフ」「ゴールドシップ」「ミホノブルボン」が良く採用されているためだと思われる。
先行も一定数存在するが、先行はデバフの的にされやすいことが多く採用を控えるチームも出てきているかも。

このことを踏まえて、仮想的として以下のチーム編成で考えてみる。

  • 自チーム:逃げ/先行/差し
  • 敵チーム:逃げ/差し/追込
  • 敵チーム:逃げ/差し/追込

確実にライアンより前に4人居る想定なので、5位以下は確定。
あとは差しメンバーの中での競り合いで変わってくるが、この場合であればチーム競技場に比べて最終コーナーで6位という順位条件も遥かに達成しやすいと思われる。

エースとして採用

今までの考察を踏まえて、以下のようなライアンを育成して差しエースとして採用した。

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タウラス杯用メジロライアン
ライアンは固有効果も優秀だが、覚醒レベル5で覚える昇り龍も非常に効果が高い。
条件も「最終コーナーで外から追い抜く」であるため、ほぼ固有とワンセットでの発動が見込める。

実際のレース運びを見るとわかりやすい。固有+昇り龍で後ろからぶち抜く爆発力は見ていて気持ちが良い。

結果分析

ライアンの結果は20戦6勝(6-3-0-11)となった。

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タウラス杯ラウンド2:1日目結果

自前で追込枠を確保してみようとした(11~15戦)ところ、想像以上に追込ゴールドシップの採用率が高く、他の差しウマの兼ね合いもあって道中4~5位に押し上げられることが多かった。これにより固有発動率が一気に下がってしまい、11~15戦の戦績はボロボロ。
この試験5戦を考慮外とするならば、15戦6勝 2着2回とまずまず見られる戦績になる。
ライアンを差し運用したいのであれば今回のタウラス杯では自チームの追込枠は採用しない方が無難だろう。

また、エース予定だったタキオン複勝率は高いものの中々勝ち切れていない模様。
ライアンに搔っ攫われている感も否めないが、勝率は高くないため先行枠をサポートに切り替えても良いかもしれない。(先行デバフエアグルーヴ

ラウンド2の2日目でまたいくつか構成を試してみたいと思う。